一期一会。。。。そして合掌
たくさんの人と出逢い己が成長できるこの仕事。私たちの仕事の魅力のひとつです。
だけど、優花里で新たな出逢いがあるという事は、それだけの別れもあります。
スタッフにしても、入居者さんにしても業者の方にしても同じです。
今日は勝手に自分のなかで、ひと区切りでした。
平成19年4月1日に開設し、平成23年7月1日に法人がかわりましたが、昨日、さっきまでの過去も、今も、これからもずっと続いています。
この間さまざまな嬉しい事や悲しい事、楽しかった事たくさんありましたが、それを、はじめから、ずっとみてきて、一緒に過ごしてきた方が本日旅立たれました。
やりたい介護と今できる介護。やりたい介護しかなくて、期待や不安や不安や不安。めちゃくちゃ不安でしたが、自信もありました。
そんな時にやりたい介護に共感していただき、5年前、開所した4月1日に入居していただいた方です。
食事がすすまない。 ねたきり。。。おむつ。。。
そんな情報が活字で記されたものを渡され、見ていました。
俺は何を信じて受け入れるのか。活字の情報か。それとも己の介護現場での生き様か。
入居された日から、おむつをはずし、寝たきりなんてとんでもない。散歩やにこやかな笑顔とこてこての鹿児島弁での会話。そして、器が箸で削れるんじゃないかと思うくらいの食欲。
この新たなステージで行いたい私のケアの実証もない自信が現実に展開され始めたときでしたし、後には引けない覚悟の日でもありました。
これまで、20名に近い看取りをこの場で、望まれた自宅でさせていただきました。
皆さん。この優花里を選んでいただき、旅立たれたこと。感謝しています。
そして、今の入居者の皆さん。これからも私たちは精進していきます。
最後になってしまいましたが、こんな看取りまでのケアができるのは、チームの成長でもあると思います。スタッフにはもちろん感謝し成長を願っていますし、協働していきたいです。
そして、ドクター。
今日の急変の時に、空港で出発便を待っていたのに、連絡いれたら、その予定の全てをキャンセルし向かってきてくださいました。
下でもない。上でもない。そんな位置づけでずっと今までチームの①として優花里のみんなと向き合って、このスタイルを維持している大きな要です。
お互いの職種をお互いに認め合い高め合い協働していく。
こんな、チームで仕事をできることが嬉しく思います。
皆さん、勝手に私の中で区切りが出来ましたが、新たなステージがはじまったような気がします。
頑張ります。ふつうに。
ご冥福をお祈りいたします。
P優花里 中園正志