認知症サポーター養成講座
2月25日から今日までの3日間にわたって、鹿屋市新生町にある旭交通株式会社において認知症サポーター養成講座をさせていただきました。職場研修を利用していただき、毎日メンバーが変わり約60名の方々がご参加いただきました。
私たちも地域でのサポーター養成を積極的に進めていますが、このように地域の企業の方々がサポーターになっていただくことは本当に心強い限りです。実際に高齢者はタクシーを利用されることが多く、運転手の皆さんも認知症ではないかと思われる事例にかなり遭遇されていました。「千葉の浦安まで行ってほしい」、夕方なのに「○○病院まで受診の予約が入っている」など、対応に困ることもあったようです。しかし、そこはさすがプロで、しっかりとその場に応じた関わりをされていました。
今回は、3日間にわたって、私と鹿屋のキャラバンメイトの方々と2人チームで行いました。初日は、グループホームサフランの坂元さん、2日目はパソラボ鹿屋訪問看護ステーションの杉本さん、3日目はグループホーム和音の松下さんです。3人とも、事業所に所属しているので実際の経験している事例をもとに分かりやすく説明していただき、聞いている方々も一層理解が進んだようでした。
「地域連携」、「連係の促進」などと言われますが、現実的には簡単ではありません。このように、理解して協力していただける地元企業があり、そこに我々が微力ながら協力させていただく。そんなつながりが、本当の連携につながるのではないかと感じました。
旭交通の皆様、本当にありがとうございました。朝礼から参加させていただき、私たちもとても参考になりました。みなさんのプロ意識を見習って、これからも精進していきたいと思います。また、これを機になお一層、鹿屋市で認知症の人が暮らしやすい町作りにご協力くださいますようお願い申し上げます。最後にオレンジリングを付けて記念撮影をしました。これから、鹿屋でタクシーに乗った時には、オレンジリングを見かけるかもしれません。
林田
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