毎日の日課
今日も天気がよく朝食を終えた入居者のSさんが、
歩行器を押しながら玄関まで来られました。
さあ、「今日はどこの草を取ろうか」と張り切って外に出かけられます。
今日は、玄関先に、先日植えたひまわりがありますが、そこへまっしぐらです。
歩行器のかごに準備された新聞紙を地面に敷かれて、その上に膝をついて草取りが始まります。横で眺めている私に、「あんたも早くしなさい」と激がとびます。
「私は小さい時から草取りはしているから慣れているからね」と、草取りをしながら昔話に花が咲きます。 初めてもらった給料が34円だったそうで、その頃はそれで牛が1ぴき買えたそうです。
新聞紙の周りの草を取り終わると、立ち上がって次の場所へ移動です。「座っているのは何ともないけど、立ち上がるのが大変」と 腰骨が曲がっているのが辛い様子です。
休憩をしながら、目の前の大きな木を見あげて 「あれは何ていう木だったかなあ?」と気にしながら、今度は草取りではなくヨモギを取られていました。ヨモギはSさんにとって、万病の薬です。「これを噛んで寝たら、胃がすっきりとなるよ」と言われます。
もうすぐ100歳のSさんですが、「寝たきりにはなりたくない歩かないと歩けなくなるからね・・・・」と口癖のように話されています。自分の身体は自分で鍛えるに尽きますね・・・
P優花里 田中みや子
本日不在でしたが投稿見て嬉しくなりました。半年前に、寝たきりの状態で、入居してこられた時の姿が別人みたいですね。
顔を合わすと、いつも気遣いの言葉をかけてくださり元気をもらってます。
田中さんの作るケアプランにも新たな言葉が浮かんできそうですね
P優花里 中園正志
投稿: | 2012年7月 5日 (木) 21:57