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2012年3月 1日 (木)

ふれあいケア3月号巻頭インタビュー記事

みなさん、こんにちは。以前に、このブログでも紹介しましたが、石飛先生へのインタビューを行った際の記事が、ふれあいケア3月号に掲載されました。4月から、介護職員の痰の吸引が一定の条件下で可能となります。特養の利用者の重度化は進み、今回の制度改定でも施設系においてはターミナルケアを見据えた取り組みが求められています。

しかし、ここで我々介護従事者は、尊厳ある生き方や尊厳ある死というものについて、しっかりと向き合い考える必要があると思います。生と死は切り離せるものではありません。死をどのように迎えるかは、生きている間に考える必要があると思うのです。日本では、教育の中に死を取り扱うことがほとんどないようです。死は、多くの人にとって近くて遠いものになっているような気がするのは私だけでしょうか。現在も約80%の方々は医療機関で亡くなっているのが実情です。

しかも、本人の意思が確認できない状態では、家族が本人に代わり延命等の難しい問題を判断することが多いと思います。ここで、様々な家族間の葛藤がある場面に立ち会われたスタッフも多いのではないでしょうか。私たちは、現場の立場としてだけでなく、人としてどのように生きていくかについて、多くの利用者から学んでいます。それをもう一歩踏み込んで、今こそ議論すべきだと思います。

先生の提言されている「平穏死」とは、多くの立場の方が総論賛成、各論ではなかなか難しい問題となっているのが実態ではないでしょうか。この記事をお読みいただいたみなさんが、何か感じていただきまず自分のこととして考えるきっかけになれば幸いです。ちなみに、石飛先生は今年の1013()に、鹿屋市のリナシティかのやで開催される認知症セミナー2012に講師として来られます。また、その節はご案内しますのでぜひおいでください。

                                                                    林田

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