« 居宅 鹿屋長寿園より  | メイン | カレー作り♪ »

2010年10月18日 (月)

入所申し込み

「自宅で暮らしたい」誰しも願うことです。

しかし、人の手を借りなければ生活できなくなる老化は、誰にでも訪れます。

介護が必要になった時、子供に迷惑をかけたくないと施設に申し込みされる方や介護者が高齢で介護を支えられないため申し込みをされる方など様々な方がいらっしゃいます。

施設で申し込みを担当する者として、直接家族の想い・悩みを聞く機会を得ています。申し込みの中で、自分達の介護に対する評価を得る時もあります。

Dscf3440

ある方の入所時、契約を行っている中で、長寿園に申し込みをした経緯を家族が教えてくださいました。

「長寿園に申し込みをしたのは、娘が実習で長寿園にお世話になったのがきっかけです。病院から退院の相談があり、今後の生活を考えました。

生活のため仕事があるので、介護が出来ず施設にお願いするしかないと家族で決めました。施設を選ぶ時に長寿園で実習した娘が、『おばあちゃんが施設に入るなら長寿園がいいよ。寝たきりではない生活を送れるよ。』と勧めたことが、申し込みをした理由です。」と話してくださった。

嬉しい言葉でしたhappy01。入所当初は、1日のほとんどをベッド上で過ごされていた方が今は、自力駆動で移動され1日の大半を起きて過ごされています。

Dscf3438

また、長寿園で最期を迎えられ見送った方の身内の方の申し込みを受けることがあります。入所後に身内の方がお見えになった時に初めて、見送りをした方の親戚であったことがわかりました。長寿園で生活され、その様子をご覧になっていた親戚の方が、「父を。母を。任せるなら長寿園にと申し込みをと思い順番を待っていた。」と話してくださいました。

Dscf3434

家族は、どんな気持ちで申し込みをされたのだろうか。不安や期待、負い目を抱きながら申し込みをされるのであろう。申し込みを受けながら家族の心が少しでも軽くなるように、入所された方の笑顔が見られることを願い、「長寿園に入れて良かった。」と入所された方が思えるように、在宅に帰れる体力がつき自宅で過ごせるように常にケアの挑戦を続けていかねばと思う。

                   

                       ケアマネのつぶやき       

コメント

コメントを投稿