社会資源(3)
社会資源とは福祉ニーズを充実するために活用される個人・集団・機関・施設・知識・技能・資金・法律などの総称
ブログでお馴染みの音楽療法士今では、長寿園になくてはならない人です
彼女との出会いは、カウンセリングの講座です。
音楽療法士とお聞きして、私の頭の中にある人の姿が浮かびました。
もと音楽教師の男性で、昼の流動食の食事時間以外は寝たきりの方です。居室で音楽をかけ少しでも好きな環境の中過ごさせてあげたいと考え、プランの中にも取り入れました。居室担当も曲の変化で表情がかわる。手でリズムを取るなどの変化に気づいてくれました。
そんな中、音楽療法士に出会ったのです。彼女なら彼の生活が広がるのでは・・・
彼女は、活動の場を求めていました。「うちの施設にボランテイアに来てみない」ここから現在の音楽療法士と長寿園の出会いがありました。
施設全体での音楽療法の活動を中心に、寝たきりの方の個別的音楽療法とスタイルを幅広く支援しています
もちろん、元音楽教師の居室で音楽療法が行われました。
奥様も楽しみにされ、日程を合わせて音楽療法に参加されました。
元音楽教師の最期日も居室から奥様・娘様・音楽治療士の歌声が聞かれました。好きな音楽を聴きながら、好きな方々に看取られ旅たれました。
鹿屋市
まだまだ、多くの社会資源(個人・集団・技能・知識など)が眠っているのではないかと思っています。
もしかしたら、どこかで声をかけるかも・・「長寿園に来てみませんか」と。
ケアマネのつぶやき
コメント